SDS・ラベル
SDS (Safety Data Sheet) とは
2025.06.05
- 基本定義
SDS(Safety Data Sheet: 安全データシート)とは、化学品の安全な取り扱いを確保するために、
その危険有害性や適切な取り扱い方法に関する情報を記載した文書です。
これは、化学品を取り扱う事業者や労働者にとって非常に重要な情報伝達ツールであり、以下の目的で使用されます。
- 危険有害性の明示: 化学品が引き起こす可能性のある危険や健康への影響を明確に示す。
- 適切な取り扱い方法: 安全な取り扱い、保管、輸送および廃棄のための具体的な指針を提供する。
- 緊急時対応: 漏洩や火災などの緊急事態に備えるための応急処置情報を含む。
- 供給と伝達の役割
SDSは、化学品を供給する事業者から受け取り側の事業者に対して、
取引開始前に提供されるべきものであり、以下のような場合に特に重要です。
- 事業者間の取引: 化学品を製造、輸入、調合する企業と、それを使用する企業の間での情報伝達。
- 労働者への情報提供: 作業場における化学物質の取り扱いに関するリスクを労働者に周知するため。
- SDSの重要性
- 法的義務: 事業者は、GHS基準に基づくSDSの提供が義務付けられています。
- 安全管理: 作業者の安全と健康を守るための基本的な情報源。
- リスク管理: 化学物質の事故や災害を防ぐための重要なツール。
※SDS(MSDS)のサンプル(見本)はこちら
参考文献
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/dl/131003-01-all.pdf