GHS Assistant 新機能
製品配合管理の新機能で、SDS成分表の更新作業を大幅効率化!
2025.07.22
■はじめに:成分表更新の“手作業地獄”からの脱却
多品種・多品目の製品を取り扱う現場では、原料情報の変更が日常茶飯事です。
しかし、そのたびにSDS(安全データシート)の成分表を手作業で更新するのは、多大な工数と人的ミスのリスクを伴います。
とくに以下のようなケースでは、現場が混乱しやすくなります。
- 法規制の変更で、これまで「未知成分」として扱っていたものが公開情報となった
- 一つの原料を複数の製品が利用しているが、すべての製品の成分表を手動で修正しなければならない
このような問題は、製品数が多い企業様にとって深刻な負担です。
■製品配合管理機能で実現する「自動反映」と「透明性」
GHS Assistantでは、こうした課題を解決するために「製品配合管理機能」の提供を開始しました。
以下のような新機能を実装することで、成分表の自動更新とトレーサビリティの確保を実現します。
主な機能一覧
- SDS成分表作成のための配合組成登録
- 製品ごとの配合をあらかじめシステムに登録し、SDS成分表に連携。
- 品目組成(原料/中間品/化学品)単位での登録対応
- 製品構成の自由度が高く、管理しやすい構造。
- 多段階配合の可視化
- 中間品や原料の構成も階層的に確認可能で、複雑な配合でもトレース可能。
- 反応前後の配合差異の管理
- 化学反応を前提とする製品も、前後で成分が変わることを考慮して管理可能。
- 不純物や揮発成分のタグ管理
- 不純物や微量成分にもタグ付けして、SDSの精度を向上。
■ 導入メリット:作業効率の向上とコンプライアンス強化
この新機能の導入により、以下のようなメリットが期待されます。
- SDS更新作業の工数削減
- 最新の法規制に迅速に対応
- 配合情報の階層的な管理で透明性と一貫性の確保
■まとめ
製品配合管理機能の拡充は、単なる“便利機能”にとどまりません。
SDS作成という法規制にかかわる重要な業務に対し、信頼性と効率性を同時に提供する基盤となります。
製品数が多く、かつ法対応に高い精度が求められる製造・化学業界にとって、まさに“業務の在り方”を根底から変える機能です。
■ご案内